コダックアラリスのA3スキャナーで、あらゆる文書を高速、正確にデジタル化

組織や社内に存在する書類をデジタル化して業務にダイレクトに活かすには、まず、その業務や扱う書類に最適なスキャナーを選択することが重要となります。コダックアラリスの豊富なA3スキャナー製品ラインアップなら、あらゆる用途に対応するものを選択できます。

ビジネス向けA3スキャナーの種類

ビジネス向けA3スキャナーには、書類の対応方法によって次の種類があります。

シートフィードスキャナー：連続スキャン

書類の束をまとめてセットでき、連続してスキャン処理を行えます。一度に大量の書類を効率的に読み取りできることから、「ドキュメントスキャナー」という名称でも呼ばれます。

フラットベッドスキャナー：1枚単位スキャン

名称の通り、フラットなガラス面に1枚ずつ紙をセットして、書類を読み取るタイプです。バインダーに閉じられた書類や書籍など厚みのあるもの、あるいは、薄くて敗れやすい書類のスキャンに適しています。コダックアラリスのA3スキャナーはA4・リーガルサイズのフラットベッドを搭載したモデルもあり、また、オプションでA3フラットベッドを取り付けることも可能です。

業務用A3スキャナーに求められる機能

自動給紙機構（ADF）

スキャン業務では「大量の書類」をいかに効率よくスキャン処理できるかが求められます。コダックアラリスのA3スキャナーは全ての機種に自動給紙機構（ADF）を採用し、サイズ異なる書類であっても、まとめてセットして、連続スキャンができます。スキャナーモデルにより、一度にまとめてフィーダートレイに最大で750枚〜300枚の書類をセットでき、何度も原稿をセットする手間を軽減できます。

高速なスキャン

コダックアラリスのA3スキャナーは、全てのモデルが両面読み取りに対応し、最高で毎分210枚（両面420面）から毎分60枚（両面120面）のスピードで書類をスキャンしてデータ化できます。

用途に応じた最適な画像解像度

利用用途に応じた最適な解像度を100dpi～600dpiから選択することができ、無駄のない画像データを管理できます。

【用途別の解像度例】

ディスプレイに表示：約100dpi
メールへ添付：100～150dpi
OCR（光学文字認識）：300dpi
プリンターで高解像度に印刷：300dpi（カラーやグレースケールの場合）

現在、テキストデータを抽出して業務の自動化を推進するために、AI OCRやOCRの導入が増えてきています。コダックアラリスのA3スキャナーには、画像の中の文字情報を正確に読み取り、使いやすいデータに変換する機能が充実しています。

【A3スキャナーの機能例】

OCR処理に適した文字の識別精度が高いモノクロ画像へ変換
画像からOCRで文字情報を抽出してデータベースへ出力（スキャナーの機能ではない）
書類の方向補正や傾き補正を自動調整
カラーや書類サイズの自動検知や白紙ページの自動削除

その他にも、「カラー」と「モノクロ」の2種類の画像イメージを同時で出力したり、背景濃度の異なる書類が混在していても、各原稿に最適な濃度で画像イメージを生成します。業務用A3スキャナーとして一度に大量の原稿をスキャンできるからこそ、その都度の設定や、事前の書類仕分け作業時間を削減することで、より作業効率を高めることができます。コダックのアラリスのスキャナーは高品質画像を得るための独自テクノロジー「パーフェクトページテクノロジー」を全ての機種に搭載し、スキャン前の準備作業を低減し、1度のスキャン作業で高品質なイメージを取得を可能とします。再スキャンや書類ごとの設定切替えの手間を省き、業務効率の向上、生産性アップに貢献します。

安心の保守サービス

大量のスキャンを連続して行う業務用A3スキャナーでは高い耐久性と業務を止めない信頼性が求められます。コダックアラリスのA3スキャナーは厳しい耐久テストをクリアした性能を備え、万一エラーや故障が生じた場合は、代替え機交換方式（AUR）での対応など、安心の保守サービスによりダウンタイム最小限に抑えることができます。

業務に適したA3スキャナーの選び⽅

（1）トラブルに強い

業務用A3スキャナーを選択する際は、トラブルに強く、書類のデジタル化を効率的に進めることができるスキャナーを選択する必要があります。コダックアラリスのA3対応スキャナーは、よくあるトラブルに対応できるように設計されています。

【トラブル】書類が重なって給紙されたために、データが抜け落ちてしまう

重送検知機能：重なって給紙されたデータの抜け落ちをふせぐため、独自のセンサーをスキャナー内部に装備して重送を検知するとスキャニング作業を停止しメッセージを表示します。

【トラブル】書類が傾いて給紙されたために、紙がくしゃくしゃになったり破れたりする、ステープル付きの原稿を誤って給紙してしまった

超音波重送検知機能（インテリジェントドキュメントプロテクション）：超音波センサーがスキャナー内部で紙送りに不具合を検知し、スキャンを即時に停止します。紙の破損や破れなどのダメージを最小限に防ぐことができます。

安定した給紙搬送性能：薄い紙から厚い紙、サイズの異なる紙もさまざまな搬送タイプで取り込むことが可能です。斜めに入った書類でもガイドの幅の範囲であれば、正しい向きにスキャンイメージを出力します。

ラウンド対応（Ｃターンパス）
ストレートパス対応
フラットベッド搭載

【トラブル】スキャンしてもイメージ出力まで時間がかかってしまう

オンボード画像処理（PCの性能に依存しない）：スキャナー本体に画像処理専用プロセッサを内蔵したモデルでは、イメージをスキャナー内で最適化処理するためPCに負荷がかかりません。

【トラブル】シワの多い原稿だとスキャンイメージにシワが入ってOCR処理に適さない

デュアルLED：LEDランプを片面に2本（両面4本）搭載し、2方向から光を照射することで影をなくし、OCRに最適なクリアなイメージを出力します。

イメージセンサーにCCDを採用：光学解像度600dpiのCCDセンサーを採用しているモデルでは、細かい文字も鮮明によみとることができます。このイメージはOCR処理に最適です。

（2）効率的な書類のスキャン

スキャン作業を効率的に行えるポイントとしては次があげられます。

フィーダーへの書類の最大セット枚数が多いこと
スキャン途中でも書類の継ぎ足しができること
スキャン後の排出スピードをコントールして書類の飛び散りを防止できること
原稿台の高さ調整（i5850スキャナー対応）
書類をセットするフィーダーと排出トレイがスキャナーの正面にあること

コダックアラリスのA3スキャナーなら、これら全てに対応できる機能を備えています。スキャン業務の効率を向上させる強い味方となります。

（3）スキャン業務に特化したソフトウェアも重要なポイント

業務用A3スキャナーでは、スキャンして作成したデータの使いやすさも重要な要素です。KODAK キャプチャプロソフトウェアなら、事前に設定を行うことで、スキャン時の仕様や、保存先フォルダやファイル名を自動で付与することができます。

【読み取り後の効率関連の機能例】

条件によるスキャンデータのファイル分割
バーコードによる自動フォルダ仕分け
QRコードやキーワードによるファイル名の自動生成

スキャン後の画像処理が高速で、PCのディスプレイ上でイメージを即座に確認することができます。その他にも、イメージの順番を入れ替えたい、スキャンの追加やイメージの削除といった場合もソフトウェア上で簡単に操作できるため、コダックアラリスのA3スキャナーと併用して使うことでさらに業務の効率化が図られます。